To remember how good you looked

(2023/11/18, 19 Manic Street Preachers & Suede @Zepp Haneda)

James Dean Bradfield. Brett Anderson. You are my heroes, you and everyone in the bands. Have always been, will always be. Thank God you kept playing. You made me who I am today.

出会った90年代初頭から30年。彼らの音楽をまた生で聴けるなんて。ここ何年かでいちばん幸せな二晩だった。

 

・まずコラボアイテムのスローガンのスマートさ!Stay Beautiful/Beautiful Ones. 2組の名曲を上手く組み合わせて、今だからこその輝きを放つ言葉になってる。

 

・1日目、Manicsがオープニング。記憶よりずっとずんぐりした姿のジェームズ、相変わらずのファッションセンスのニッキーに、ドラマーは・・・え?あれがショーン??とは思ったw

・ニッキー(1日目):4歳の頃から50年以上一緒にいる俺のギターヒーロー、とジェームズを紹介。何だよそれ、泣かせる。

・ニッキー(2日目):札幌の思い出はベイクドポテトが美味かったことらしい。ジャガバタ?と思う間もなく、次は、Beautiful, intelligent boy who was always with us に捧げるとリッチーの名前を言ってLittle Baby Nothingに入る。何だよそれ、泣かせる。ていうか泣いた。

・ジェームズ(1日目):今の俺のメインの白いギター、東京で買ったからTokyoって名前にしたんだ、とめちゃ嬉しそう。可愛すぎる。ああこの人はどこまでも真っ直ぐなんだと思う。

・ジェームズ(2日目):客席に見つけたウェールズ出身グループをいじる。当意即妙に切り返すパンクないでたちの女性がGJだった。

・This is Yesterday:客に歌わせるとこで、我ながらいい声が出た。ジェームズにBeautifulと言ってもらえた(いや、客席みんながね)

・Design For Life, Enola/Alone:一気に19歳に戻る。大学に入ってすぐの、楽観と不安の入り交じった1996年の気分にごっそりと。夜空ノムコウじゃないが、俺の心のやらかい場所を今でもまだ締めつける。

・初期衝動の1st、手数が増えた2nd、ギスギスに張り詰めた3rdも好きだけど、Everything Must Go, This is My Truth...のメランコリックに振ったあたりがたまらなく沁みる。

・From Despair To Where:クリーンなギターのイントロ、ワンコードで分かる。

・1994年のロンドン(ちなみにリッチーのラストステージ)でも、1996年のトロントでも、1999年の赤坂でも観ているけど(間の20年何してたんだ俺は)今回が一番よかった。一番よかったよ!

・ここで年を調べた。すげえなこれ・・・

https://www.setlist.fm/

 

Suedeは、ギターのリチャード以外太っていないのがほんとすごい(いや、彼だって年相応なだけであれくらい当たり前だ)

・あなたいくつだよ。なんであの頃と変わらず飛び跳ねて腰振ってケーブルびゅんびゅんさせてマイク振り回してんのよ。

・ブレットあんたは化け物だ。時々トム・クルーズに見えた。何かというと舌を出すのがチャーミング。

・セトリのプレイリストで気づいたんだけど、Drowners > Trash > Animal Nitrate > We Are the Pigsのくだりはあかん。アンセム致死量。

・Drownersで。ブレットがフロアに降りてきた。ブレット!アンダーソンが!!客席に!!!降りてきた!!!!目の前に!!!!!

・冷静に考えたら、「獣になって兄弟とサカリ合う」ってな歌詞、いい大人が歌っちゃダメ。

・ブレットの締めの挨拶は2日とも、You, have, been, so beautiful! でした。

 

・アンコールはなし。両バンドとも、完璧な構成を見せてくれたから文句はない。

・シンガロングな初期楽曲と、聴いてはいるけど歌詞は覚えてねえなあ、って曲と、多少はテンションが違ってしまう。ステージからもハッキリと分かるんだろうな。そんなこと百も承知で、プレイし続けてくれて、ツアーしてくれて本当にありがとう。

・両バンドとも大事な時に主要メンバーを失って…というコメントを見かけた。確かに、ここにいない二人のことが頭をよぎらなかったオールドファンはいないはずだ。一方で、リッチー失踪後にEverything Must Goという、バーニー脱退後にComing Upという、ネクストレベル級の名盤が生まれたことも間違いない。必要な喪失だったとはとても言えないけれど。考えてみたらあの立ち位置で四半世紀プレイしてきたリチャードがすごい、ありがとう。

・27歳で死なないでくれてありがとう。早く死んで伝説になるより、長く生きて人をハッピーにすることのほうがずっとずっとすごいことだよ。

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