あなたのいない世界にはあたしもいない

王将の唐揚げでしか埋まらない空腹感があるように、近所の本屋が閉店を決めたときにしか疼かない痛みというものがあるみたいだ。いつもいつも遅すぎる。Amazonよりは楽天楽天よりはリアル書店、と心がけてきた判官贔屓な自分だが、繁華街の大型書店よりは地元の本屋、とは徹底できていなかった。ほんとごめん。閉店までの2か月は、カレンダーも雑誌も新刊もここで買おう、と誓ってから考えなおす。どうせ売上貢献するなら撤退を決めた店よりもむしろ、何とかまだ頑張っているもう一軒を応援すべきかもしれない。自分の仕事も斜陽具合では他人事じゃない。少しでも買い支えていきたい。

銭湯だってそのつもりで付き合ってるが、生き延びてもらうには週何日行きゃいいんだ?